仕事から帰ってきて、夜に洗濯や片づけをすることが多い一人暮らしだと、タオルや寝具の収納ってつい後回しになりがちですよね。
ちゃんと畳んでしまっているはずなのに、なぜかゴチャついて見える。
清潔に保てているのか、少し気になる。私自身、そんな状態を何年も繰り返してきました。
いろいろ試してみた結果、タオルや寝具をスッキリ見せるために必要だったのは、難しい収納テクニックではありませんでした。
輪を手前に向けること、高さをそろえて立てること。この基本を押さえるだけで、収納の印象はかなり変わります。
この記事では、一人暮らし歴10年以上の会社員として、実際に試して続けやすかった方法だけをまとめています。
タイトルにあるスッキリ収納と清潔を保つたたみ方について、順番に確認していきましょう。
【結論】スッキリ清潔に見せる収納の鉄則3つ

正直に言うと、忙しい平日の夜に、完璧な収納を目指すのはかなり大変です。私自身も、疲れて帰ってきた日は、とりあえず畳んで押し込むだけで精一杯でした。
そんな生活の中で気づいた結論は、きれいに見せるために頑張りすぎる必要はない、ということです。幅をそろえる、輪を手前に向ける、詰め込みすぎない。この三つだけを意識するようにしたら、多少ラフでも整って見えるようになりました。
全部を完璧にやろうとしなくても、この三つを押さえておけば十分です。ここからは、それぞれのポイントについて、私がなぜ続けられたのか、実際のやり方と一緒に紹介していきます。
たたみ方のサイズ(幅)を統一する
タオルは種類によって大きさも厚みも違いますよね。
私の家でも、フェイスタオル、バスタオル、少し小さめのタオルが混在しています。
以前はそれを気にせず畳んでいたので、引き出しを開けるたびに高さがバラバラでした。
そこで試したのが、幅だけをそろえる畳み方です。
長さや厚みは気にせず、横幅だけをそろえるようにすると、不思議と全体が落ち着いて見えました。
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夜にさっと畳んでも形がそろうので、疲れている日でも続けやすいと感じています。
輪(わ)を見せて並べる
畳んだときにできる丸みのある部分を、すべて同じ向きにして手前に並べる。
この方法を知るまでは、正直あまり意識したことがありませんでした。
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実際にやってみると、多少畳み方が雑でも、見た目がそろって見えるのが助かります。
きっちりやらなくても整って見えるので、平日の夜でもストレスが少なくなりました。
完璧を目指さなくていいところが、この方法の良さだと思っています。
詰め込まず8割収納で通気を確保
一人暮らしの収納は限られているので、空いているスペースを見ると詰めたくなりますよね。
私も以前は、隙間があればタオルを足していました。
ですが、8割くらいに抑えるようにしてから、取り出しやすさが大きく変わりました。

押し込まなくていいので戻すのも楽ですし、収納全体が軽く見えるようになります。
余白があると、片づけへのハードルも下がると感じています。
【場所別】タオルが使いやすく整うたたみ方

タオル収納がうまくいかなかった一番の原因は、全部同じ畳み方で何とかしようとしていたことでした。
引き出しも棚もハンガーも同じやり方では、どこかに無理が出てしまいます。
場所に合わせて畳み方を変えるようにしただけで、取り出しやすさも戻しやすさもかなり楽になりました。
この章では、私の部屋で実際に使っている場所別の畳み方を、そのまま紹介していきます。
引き出し・ボックスなら四角くたたんで立てる
引き出し収納では、立てる畳み方がいちばんしっくりきました。
上からのぞいたときに全体がひと目で分かるので、必要な一枚を迷わず取れます。

以前は重ねて収納していたため、下のタオルを取るたびに山が崩れてしまい、そのたびに整え直していましたが、それが少し面倒だったんですよね。
立てる収納に変えてからは、取るのも戻すのも流れ作業で済むようになり、夜の片づけでも負担を感じにくくなりました。
この方法は自然と続いています。
オープン棚ならフレンチ折り(ホテル折り)
棚にそのまま置く場合は、端が見えにくい折り方が向いています。
外側に丸みが出るので、生活感が出にくいと感じています。
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来客の予定がある日でも慌てなくて済むのは、この折り方のおかげかもしれません。
普段から整って見えるのは、気持ちの余裕につながります。
ポール・ハンガーなら縦長折り
干すスペースが限られている部屋では、縦長に折る方法がかなり役立ちました。
1Kや1DKだと、ハンガーを横に広げる余裕がなく、少し油断すると部屋が洗濯物でいっぱいになってしまいますよね。
縦長に折って掛けるようにすると、横幅を取らずに済むので、見た目が一気に落ち着きます。
タオル同士が重なりにくくなり、空間に余裕ができるのも助かるポイントでした。

実際、以前は干す場所が足りず、無理に詰めてしまうこともありましたが、この折り方にしてからは配置に悩む時間が減りました。
乾かすときも場所を取りにくく、部屋干しが多い生活には無理なくなじむ方法だと感じています。
【種類別】かさばる寝具をコンパクトにする収納術
寝具の収納が安定しなかった理由は、毎回たたみ方が変わっていたことでした。
疲れているときほど適当に畳んでしまい、次にしまうときにうまく収まらない。
その繰り返しだったと思います。
形をあらかじめ決めてしまうだけで、迷わず畳めて収納が崩れにくくなりました。
ここでは、私が続けやすいと感じた寝具のまとめ方を、種類別に紹介します。
布団・毛布は円筒状または四角に統一
以前は、その日の気分で適当に畳んでいたため、収納するたびに形が違っていました。
その結果、スペースがうまく使えない状態に。
円筒状か四角に決めてからは、迷わず畳めるようになりました。形がそろうだけで、収納がかなり安定します。
シーツ・カバーはセットにしてたたむ
シーツと枕カバーを別々にしまっていた頃は、使うたびに探していました。
ちょっとしたことですが、積み重なると面倒ですよね。
今は、枕カバーをシーツの中に包んで一緒に畳んでいます。
準備が一度で済むので、地味ですがかなり助かっています。
季節外の寝具は不織布ケースで縦置き
使わない寝具は、通気しやすいケースに入れて縦に置いています。
無理に押し込まないことで、素材の状態も保ちやすくなりました。
縦置きにすると、取り出すときも一目で分かります。
忘れたままになることも減りました。
きれいな状態がずっと続く循環のルール
一度きれいに整えても、使い方が変わらなければすぐ元に戻ってしまいます。
私も、最初は収納だけ整えて満足してしまい、気づくと前の状態に戻っていました。
無理なく続けるには、収納そのものよりも使い方の流れを整えることが大事でした。
この章では、実際に続いているシンプルなルールを紹介します。
手前・上から使い、奥・下へしまう
お気に入りのタオルだけを使い続けていた時期がありました。
その結果、使うものと使わないものに差が出てしまいました。
手前から使い、洗ったら奥に戻す。
この流れを意識するだけで、全体を均等に使えるようになります。
収納量はスペースに収まる枚数まで
タオルが増えすぎると、どうしても乱れやすくなります。
私は一枚増えたら一枚見直すようにしています。
このルールを決めてから、収納があふれることはなくなりました。管理しやすい量を保つことも大切だと感じています。
半年に一度は全部出しして風を通す
半年に一度、収納の中身をすべて出して、軽く空気を通しています。
大がかりなことはせず、短時間で終わらせるのが続けるコツです。
中をリセットすると、また気持ちよく使い続けられます。
まとめ
一人暮らしで夜に家事をすることが多い生活では、収納に手間や気合いをかけすぎると、どうしても続かなくなってしまいます。
私自身、きれいにしようと頑張った時期ほど、あとで反動が来て元に戻ることが多くありました。
今回紹介した方法で共通しているのは、完璧を目指さないことです。
たたみ方の幅をそろえる、輪を同じ向きにする、詰め込みすぎない。
どれも少し意識を向けるだけでできることですが、これだけで収納の印象や扱いやすさは大きく変わりました。
通気を意識して余白を残すことで、使うときも戻すときも気持ちに余裕が生まれます。
整った状態を保つコツは、特別な収納グッズを増やすことではなく、今の生活リズムに無理のない形を選ぶことだと感じています。
すべてを一度に変える必要はありません。
まずは毎日使うタオルだけ、たたみ方や置き方をそろえてみる。それだけでも、収納全体の見え方や使い心地が少しずつ変わってくるはずです。
